【わたしの失敗】安藤優子さん・国内・海外・エンターテンメント・スポーツ・地域情報など、様々なジャンルの気になった出来事を独自の視点で書いていきます

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【わたしの失敗】安藤優子さん


 ■「安藤さんだから話すけどさぁ…」  平成10年、和歌山毒物カレー事件の発生から約1週間後。のちに逮捕、起訴される林真須美(高裁で死刑判決を受け上告中)夫婦がこう切り出したのは、インタビューも終わりにさしかかったころだった。  実は、カレー鍋から白い煙が上がったのを見た高校生がいる、というのだ。その高校生なら、誰が現場にいたのかを知っているはず…。新しい情報に色めき立って高校生の名字を聞き出し、何軒もの家をたずね探し回った。だが、該当する人物は存在しなかった。  
「だまされました。名前が出ている人間を使って、メディアを操作しようとしていたんですね」  この時点で真須美のインタビューを実現できたマスコミはなかった。絶好のスクープの機会だったが、結局、一杯食わされた形となった。                    ◇  その後も、真須美には翻弄(ほんろう)された。「和歌山の林ですけど、安藤さん出して」。「ニュースJAPAN」の生放送終了後、毎晩のようにフジテレビに電話がかかってきた。  すぐさま会話の内容を録音するボタンを押す。真須美は、その日の番組内容について「デタラメや!」と反論を始めた。事件の本質に触れると、「あなたたちのおかげで外にも出られない。食べ物を送ってちょうだい!」。ガチャッと電話を一方的に切ったかと思うと、またかかってくる。その繰り返しだった。  「報道に携わる人間なら誰しも、他人より少しでも早く真実に近づきたい、という思いがある。その中で『あなただから言っておく』と、自分の功名心をくすぐられた。取材の端緒をつけたことに後悔はないけれど、本当に公平な報道ができていたかは検証の余地がありますね」。世間を騒がせた大事件にかかわった当事者として自戒する。                    ◇  真須美と同じやり口だったのが、埼玉県本庄市の保険金殺人事件を引き起こしたとされる八木茂(高裁で死刑判決を受けて上告中)だ。  取材を申し込むと、「安藤さんなら話してもいい」と指名してきた。八木の小さな事務所でインタビューを始めようとしたら、おもむろに黒の革のシャネルバッグを持ち出した。  「知り合いに安藤さんの大ファンがいてね。これにサインをしてよ」  一瞬ためらったが、インタビューのためならと、さっさとサインをして取材にとりかかった。上機嫌な八木だったが、核心はのらりくらりとかわす。最後に保険金のからくりを追及すると、「帰れ!」と罵声(ばせい)をあびせられた。テーブルにあった紅茶をぶっかけようかというほどのけんまくだった。                    ◇  「20、30代のころは、つんのめった取材で殴られたこともありました。でも今は、名前が表に出ていることを受け止めて、自分に寄せられてくる情報を冷静にさばいていくようになりました」  真須美との電話のやり取りは、通算25時間にも及んだ。その取材の過程で、時に恫喝(どうかつ)し、時に泣きを入れて一方的な理論を展開する、そんな真須美の人間像が浮かび上がってきた。  「一方的な話をメディアにのせてはいけない。事実関係を固めて整合性が取れない部分を検証していく。それこそが報道。ジャーナリストとして大きな経験でした」=敬称・呼称略  (文 上塚真由) 引用:izaニュース
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